研究課題
基盤研究(C)
位置情報システムであるRFID(無線周波個体識別)技術を用いて,公共図書館利用者の情報探索行動について調査を行った。その結果,ゾーンごとの滞在時間や滞在経路などのデータを得ることができた。例えば,滞在時間は3分の1以上の利用者が30分未満と短い一方で,120分を超える利用者が約7%と少ないながらも存在する。また滞在場所は,約80%が,一般図書ゾーンであり,インターネットや契約データベース利用を含むコンピュータゾーンの滞在時間が8%にも満たないこと等が明らかになった。今回採用した手法から,図書館利用者の情報探索行動を説明するために必要なデータを得られることを確認した。
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Library & Information Science Research
巻: vol.35, no.1 ページ: 69-77