研究課題
本年度は前年度に引き続き、実践的調査と取得したデータに基づくベトナム・ハノイ市の居住に関する分析と、分析の為の手法等に関する考察を進めた。これは、本研究における興味の対象である、東南アジア大陸部を記述する為の地理情報及び特に人口密度分布等に関する階層構造を超えた総合的な定量的分析に関連した、広域スケールの数値計算に基づく定量分析に並ぶ、詳細スケールにおけるフィールド調査に基づいた定量分析的アプローチのひとつである。前年度までにフィールド調査で取得した、ハノイ市内紅河両岸地域における居住推計の為の基礎データについて、すべての調査地域についての集計と分析を進めた。その結果、中心河川両岸における居住状態の性質にいくつかの明確な差異が存在することを定量的に見出すことができた。それにより、研究方法論的な視点においても、ハノイ市の人口や居住等、人文・社会科学に関連した研究における、都市圏スケールの定量的手法の提案を行った。さらにこの成果と同等のフィールド調査と集計によって様々な都市の特徴を記述し都市間の比較を定量的に行う為の指標として、本研究での詳細域スケールで考案した手法を用いることが可能であることがわかった。
すべて 2015
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件)
IPSJ Symposium Series
巻: Vol. 2015, No. 2 ページ: 77-84