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2013 年度 実績報告書

協調投影によるМRディスプレイを用いたプロダクトカラーのデザイン支援システム

研究課題

研究課題/領域番号 23500318
研究機関摂南大学

研究代表者

堀井 千夏  摂南大学, 経営学部, 教授 (00273863)

キーワード協調投影 / 複合現実感ディスプレイ / プロダクトカラー / デザイン支援 / 移動ロボット / 支援システム
研究概要

本研究課題では,移動ロボットに連結したプロジェクタとカメラを用いて実物体の全方位からフレキシブルに協調投影する複合現実感ディスプレイを構築し,このディスプレイを用いてプロダクトカラーについてのデザイン支援システムを実現することを目的として研究を遂行してきた.提案したシステムでは,販売促進の観点から3つのカラー要素に基づいてデザイン候補を自動算出し,実製品の現実感を保持したまま最小限のプロジェクタの協調動作により高品質な色変更を仮想的に実現していくことが特徴である.この研究目的に対して,初年度(平成23年度)は複合現実感ディスプレイの構築としてプロジェクタとカメラの幾何学・光学キャリブレーション、高品質な色再現のためのプロジェクタの投影像の推定、移動ロボットの制御による複数プロジェクションについて実施した.これに引き続き2年目(平成24年度)は,プロダクトカラーのデザイン候補の導出として既存の画像データを用いて感性キーワードに対するカラーリストを算出し,このリストからカラーを色空間にマッピングしてカラー候補を絞り込んでいく手法について提案および実施した.最終年度である今年は,この両システムを統合し,デザイン開発者の操作パネルにプロダクトカラー候補の一覧や絞り込み内容を表示するためのユーザインタフェースを構築した.また,操作パネル上で仮想的なプロダクトカラーの提示を実現した.さらに,プロダクトカラーの算出結果およびシステムの色再現性について評価として被験者実験を行った.この評価実験により,本手法が色再現性を重視しながらプロダクトカラーを変更できていることを確認することができた.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 教育・学習モデルに基づいた事後教育システムの提案2014

    • 著者名/発表者名
      橋本はる美,堀井千夏,佐井英子
    • 学会等名
      情報コミュニケーション学会
    • 発表場所
      長崎大学(長崎市文教町)
    • 年月日
      20140302-20140303

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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