今後の研究の推進方策 |
人工物利用学習過程と認知の二過程モデルとの関係をより明らかにしていくために,1)エラーレス学習環境の在り方について,そのカテゴライズなども含めた分析,2)発見・学習できる「埋め込まれたルール」とその条件をより系統的な分析,3)それらと高齢者群内の個人差(特性による変動)との関係性を分析していく.また,学習時のオンラインのデータをより豊富にしていくために,生理指標,とりわけ循環器系の反応と動機づけ(認知的活動の主体性)についての先行研究(Richter, Friedrich, & Gendolla, 2008)を参考に,連続血圧測定を加えた検討を行っていきたい. 引用文献:Richter, M., Friedrich, A., & Gendolla, G.H.E. (2008). Task difficulty effects on cardiac activity. Psychophysiology, 45, 869-875.
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