研究課題
基盤研究(C)
【要旨】本研究では、パーキンソン病(PD)患者の意思決定の神経心理学的基盤を、神経経済学的手法(Neuroeconomics)を用いて解析した。【目的】未治療PDの神経心理学的な意思決定や情動変化を、神経経済学的課題を用いたfunctional-MRI(f-MRI)にて検討する。【対象】PD患者8例・健常者9例【方法】神経経済学的課題(新規の金銭報酬予測パラダイム)を用いて、f-MRIにより脳活動画像を解析した。【結果】PDでは未治療の発症早期すでに、報酬期待に関与する中脳腹側被蓋野から腹側線条体のドパミン神経系、損失予測に関わる扁桃体の両者の活動性が共に低下していることが確認された。
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