研究概要 |
本年度も,引き続き組織標本の作製と,画像データの公開を行ってきた. さらに,データベースのインターフェースを大きく改善することができた.特記に値するのは,各標本画像のサムネイルがあらたに加えられたことで,画像検索の利便性が大きく向上した.加えて,部位の名称から,該当する部位を含む組織標本へのサムネイルインデックスへのリンク表示もあらたに加えられて,さらに検索が容易になっている. 現在,特に力点を置いて進めているのは,コモンマーモセットの成体の嗅球の組織画像のデータベース化で,これまでのウェブアトラスや,単行本では示されていなかったデータを補完するものである. さらに,本年度はすでに公開済みの脊髄画像データベースのデータを転用して,単行本として出版することができた.Atlas of the Spinal Cord: Mouse, Rat, Rhesus, Marmoset, and Human, Gulgun Sengul、Charles Watson、Ikuko Tanaka、 George Paxinos, Academic Press, Elsevier 2012.
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