研究課題
基盤研究(C)
多発性骨髄腫は、造血抑制に加えて骨破壊による症状を特徴とする進行性の血液がんである。Notchシグナルの多発性骨髄腫発症と進行への関与が示唆されているが明確になっていない。今回我々は、骨芽細胞特異的にヒトJagged1を発現するヒト骨髄環境を有するマウスにヒト多発性骨髄腫細胞を移植することによって、骨髄腫モデルマウスを作製した。そして、Jagged1-Notchシグナルが、モデルマウスの骨髄内における骨髄腫細胞の生存・増殖さらには薬剤耐性の獲得を促進していることを明らかにした。また、in vitroの解析によって、Notchシグナルの上記作用は骨髄腫細胞に直接作用していることも確認された。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件) 備考 (1件)
Haematologica
巻: 96(4) ページ: 543-51
Blood
巻: 118(11) ページ: 2941-50
http://www.med.u-tokai.ac.jp/daigakuin/web/saisei.html