研究課題
基盤研究(C)
培養細胞レベルで細胞内小器官や特定の機能性タンパクの動的特性を定量評価できる画像相関分析の確立を目指した。ミトコンドリア遺伝子や低酸素誘導因子などいくつかの成功例を報告できた。これらは次世代型の細胞診断の到来を示唆するだけでなく、新たなドラッグスクリーニング法にもつがなることが期待される。さらにその可能性を広げるべく、細胞自身動きがオルガネラやタンパクの動的挙動とオーバーラップするような場合を想定した心筋細胞を用いた実験及び再生医工学で特に重要な細胞外マトリクスの検討ができるように予備実験も行った。後者についてはこれからの展開次第ではますます画像相関分析の重要性が増すかもしれない。
生体医工学