次年度の研究費の使用計画 |
平成24年度までにシミュレーションによって開発した画像再構成アルゴリズムを評価できたが、最終年度(平成25年度)に物理ファントムによる定量評価実験を行った結果、ヒト頭部程度の大きさの被写体ではガンマ線の吸収の影響が大きく、定量的な評価としては不十分であった。そこで、計画を変更し、簡易的な吸収補正処理を加えた画像再構成アルゴリズムを開発し、その後、定量的な評価実験を行うこととしたため、未使用額が生じた。 このため、最終年度に未実施だった物理ファントムや動物を用いた画像再構成アルゴリズムの評価実験、およびその成果の学会発表を次年度に行うこととし、未使用額は実験に用いる放射性薬剤(Tc-99mジェネレータ23,000円/個×10個=230,000円)や実験動物(ラット5,000円/匹×8匹=40,000円)の購入、および学会旅費(約80,000円)に充てることとしたい。
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