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2013 年度 実績報告書

神経栄養因子を用いた嚥下関与筋のアンチエイジングに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23500584
研究機関愛媛大学

研究代表者

田口 亜紀  愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00380238)

キーワードアンチエイジング / 下咽頭収縮筋 / 神経栄養因子
研究概要

1)bFGF投与加齢群モデルの作製
加齢群には24ヶ月齢のラットを用いた。塩酸ケタミンの筋肉内注射による麻酔後、頸部皮膚切開を行い、手術用顕微鏡(現有備品)下に下咽頭収縮筋を露出した。筋に持続的に薬剤を投与するため治療群は1µg/dayのbFGF含有のゼラチンハイドロゲルを3週間、2µg/dayのbFGFを2週間、下咽頭収縮筋上に留置する。対照群はそれぞれ生理食塩水含有のゼラチンハイドロゲルを2、3週間持続投与した。
2)bFGF投与下咽頭収縮筋モデルの組織学的検討
ペントバルビタールにて安楽死処置後、生物顕微鏡を用いて下咽頭収縮筋を一塊に摘出する。前述の方法で甲状咽頭筋および輪状咽頭筋ごとの筋線維タイプ構成比を算出し、対照群との構成比の違いを検討する。併せて、筋線維断面積、筋線維数を計測し、検討した。
3)bFGF投与下咽頭収縮筋モデルの神経下装置の観察
ペントバルビタールにて安楽死処置後、喉頭、下咽頭収縮筋頸部食道を一塊に摘出し、実体顕微鏡下に両側の甲状咽頭筋・輪状咽頭筋を採取した。前述の方法にて走査電子顕微鏡での神経下装置を観察し、その形態を定量的に評価して対照群と比較検討した。bFGF投与後の加齢群では神経下装置の観察では、成熟群に比べ未熟な神経下装置が散見され、筋のリモデリングが行われていることが示唆された。

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公開日: 2015-05-28  

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