研究課題
基盤研究(C)
高齢者の誤嚥、窒息に対する潜在的危険要因を抽出するために日常生活を自立した高齢者について摂食・嚥下機能に関する調査を行った。また、口腔機能の評価として舌圧測定を行った。自立高齢者の約12%に潜在的な摂食・嚥下機能低下が認められた。後期高齢者ではその傾向が高く、口腔期項目で「食事時間遅延」、「軟食傾向」が前期高齢者に比べ有意に頻度が高かった。後期高齢者では誤嚥、窒息に繋がる摂食・嚥下機能の低下には口腔機能低下が大きく関与し、特に食塊を形成に重要な咀嚼機能の低下が潜在的な誤嚥、窒息の危険因子として重要であることが示された。また、舌圧と舌筋力は有意に相関し、舌機能評価として舌圧測定は有用であった。
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Gerodontology, Article first published online
10.1111/ger.12008
Gerodontology. Article first published online
10.1111/ger.12073
日本顎関節学会
巻: 24 巻1号 ページ: 22-27