• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2011 年度 実施状況報告書

小学生から高校生における疾走運動の学習指導に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23500672
研究機関宇都宮大学

研究代表者

加藤 謙一  宇都宮大学, 教育学部, 教授 (00177437)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2015-03-31
キーワード疾走動作
研究概要

本年度の目的は,一般中学生を対象として,30 m地点における疾走能力および疾走動作をキネマティクスの観点から分析することによって疾走動作の特徴を明らかにすることであった.その結果は以下のように要約される. 1)疾走速度,ピッチ,ストライドよびその身長比は,男子では7.55±0.36m/s,4.29±0.32Hz,1.77±0.12,1.05±0.07,一方,女子では6.31±0.36m/s,4.00±0.30Hz,1.58±0.10,1.01±0.05であった,また,疾走速度と有意な相関関係がみられたのは,男子ではピッチ,女子ではピッチとストライドの両方であった. 2)疾走速度と有意な相関関係にあった動作要因は,離地時の股関節角度(r=-0.402),膝関節の最大伸展角速度(r=-0.466),全体の最大スウィング速度(r=0.432)であり,女子では,最大膝引きつけ角速度(r=0.526),最大腿上げ角速度(r=0.476)および最大振り戻し角速度(r=0.666),接地中の足関節最大屈曲角度(r=0.412),股関節の最大伸展角速度(r=0.501),膝関節の最大伸展角速度(r=-0.432)脚全体の最大スウィング速度(r=0.797)であった. 以上のことから,一般中学生の疾走速度は,男子では,ピッチ,女子では,ピッチとストライドと関係があること,また動作要因では,男女とも脚全体の最大スウィング速度との間に相関があることが示唆された.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成23年3月の震災により、一時研究が滞ったが、少しずつ回復しつつ、実験を計画していた学校ではできなかったが、代わりの学校で研究を進めることができた。現在は、おおむね進展しているといえる。

今後の研究の推進方策

学校種や被験者数を増やして今後取り組んでいきたい。

次年度の研究費の使用計画

実験に必要な機材の購入と実験を手伝ってもらったり、分析に協力してくれる験者などの謝金などに使用する予定。

URL: 

公開日: 2013-07-10  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi