本研究の目的は、中学校の男女必修化されたダンスにおいて、初心指導者のつまづきをなくし、誰もが授業実践できる教材と指導方法を提供することであった。特に男性教員のダンス指導実践の問題点を洗い出した上で、典型教材を選定すると共に、3つの指導スタイル(師範型・言葉での誘導型・課題提示型)を関連付けてパッケージ化した映像を作成し、web発信した(http://kazuko-ynu.jp)。映像はダンス技能や指導の留意点が指導のポイントとして視覚化されている。その結果、モデルパッケージを活用する方法は、初心指導者においても、授業実践がある程度、有効にできることが分かった。
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