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2012 年度 実施状況報告書

設置が簡易で安全に武道の指導ができる施設・用具の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23500696
研究機関熊本大学

研究代表者

小澤 雄二  熊本大学, 教育学部, 准教授 (10244097)

キーワード武道 / 安全指導 / 施設・用具 / 指導法
研究概要

本研究では、「設置が簡易で安全に武道の指導ができる施設・用具の開発」を研究課題として、申請者らがこれまでに開発し実用化した、体育館などの平板床に簡易な作業により、柔道畳を堅固に維持固定できる簡易柔道畳設置ユニット(以下、「トメ太郎」と称する)を基礎技術として、その力学的見地からの有効性の検証を行うこと。併せて、この技術を用いた体育館、講堂、空き教室などの場所を選ばずに短時間で的確に設置でき、かつ初心者や子どもでも安全に相撲ができる「簡易安全土俵マット」の基本設計の確立と、その実用的評価を目的としている。
二年目となる本年度は、「トメ太郎」の有効性を発揮するための的確な設置手順のマニュアル作成データと、携帯型デジタル高解像度高速度カメラ一式を用いた畳の固定力の検証実験データを収集した。さらに、研究を進める中で、「安全な武道指導」という目的を達成するためには、施設・用具などのハード面のみならず、指導法などのソフト面の充実も必要不可欠であるとの考えに至った。そこで、初年度より継続して、中学校学習指導要領に例示として示されている9つの基本的な投げ技を用いた「中学校柔道授業の形」の構築を試み、その研究成果として学会発表、論文発表を行うことができた。加えて、「中学校柔道授業の形」の教材(テキスト)化を目的とした研究打ち合わせ、並びに「柔道授業で使える技のきっかけ」の考案のためのデータ収集と解析を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

「簡易柔道畳設置ユニット」の有効性に関するデータ収集に加え、安全な柔道指導法(ソフト面)に関する研究の目的も達成しつつある。

今後の研究の推進方策

「安全な武道指導」という目的を達成するために、施設・用具の開発(ハード面)に加え、安全な柔道指導法(ソフト面)に関する研究も併せて進めたい。

次年度の研究費の使用計画

研究打ち合わせや資料収集のための旅費、その他データ収集・解析に必要な物品費、成果発表に伴う旅費が必要になる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 中学校柔道授業における「形」構築の試み2012

    • 著者名/発表者名
      小澤雄二、石橋剛士、坂本道人、大川康隆、中原一、北井和利
    • 雑誌名

      武道学研究

      巻: 第45巻1号 ページ: 47-55

    • 査読あり
  • [学会発表] 土俵マットの開発について

    • 著者名/発表者名
      小澤雄二
    • 学会等名
      九州体育・保健体育ネットワーク研究会
    • 発表場所
      熊本市・松屋本館
  • [学会発表] 中学校柔道の授業教材としての「形」構築

    • 著者名/発表者名
      小澤雄二、石橋剛士、北井和利、坂本道人、大川康隆
    • 学会等名
      日本武道学会
    • 発表場所
      東京農工大学

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公開日: 2014-07-24  

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