研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、優れた剣道技能を有する高齢者の動きと心理特性を解明することであった。剣道7段の被験者が8段(上位者)、7段(同等)、4段・3段(下位者)の相手に対する剣道技性を解析した。8段の上位者に対する時は、打撃動作前の動きを自己制御することができず、4段以下の下位者に対しては完全に自己制御できた。同等の7段に対する時は、自分の心理を制御することで身体を制御するという方向性を自覚できた。剣道では、打撃前の自分の心理の制御が重要であることが解明できた。
身体教育学