スポーツ文化に関する知識・思考・判断の能力が必要となっている。この能力は、スポーツ文化を創造する異質な者同士の学びによって可能となる。その際、教師にはスポーツ文化における「専門家と非専門の中間としての教師」「過去と未来の媒介者としての教師」としての役割と責任が必要となる。教師はスポーツ文化における(変革)創造と(伝統)継承の橋渡しに務める。また、スポーツ文化に関する専門性・有能性を発揮するとともに、ひとりの市民の立場から考え、批評する学びを支えていくことが有効である。学習内容においてはより保守的で、指導方法においては革新的であるといった両者の区別と共存がめざす学びに可能性を与える。
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