私たちの体を構成している体たんぱく質は、絶えず合成と分解を繰り返しているが、その調節機序を明らかにできればサルコペニアの予防などに応用することができる。この研究では、運動中から運動後にかけての筋肉たんぱく質合成の動態を明らかにすることを目的とした。その結果、筋肉たんぱく質の合成は運動中には低下するが、運動後数時間経過すると元のレベルに戻る可能性が示唆された。一方で、空腹時に運動した場合、運動後に筋肉たんぱく質の合成は増大しない可能性も示唆され、運動による筋肉たんぱく質合成に栄養が関与していることが確認された。
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