青年期のメンタルヘルスの普及(メンタルヘルス・リテラシー mental health literacy)が充分ではないため、それを阻害するメカニズムを解明することが重要である。高等学校生徒のメンタルヘルス・リテラシーについて、ビネット(模擬症例)を活用して、介入を実施し、メンタルヘルスの普及を妨げる要因を検討する。 高校生用日本語版心理専門職への態度尺度短縮版(ATSPPH-SF)の信頼性・妥当性が日本において検証され、原版とは異なるが、5項目1因子構造とした。高校生にたいしてメンタルヘルスに関する授業を行う介入を実施し、その結果、イメージや考え方については改善・維持されることが示唆された。
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