ポストベンションに留意した自殺予防プログラムによる大学生ピアサポーター養成の試み

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23500794
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 応用健康科学
• 研究機関: 福島大学 (2012-2013); 茨城大学 (2011)
• 研究代表者: 内田 千代子 福島大学, 人間発達文化学類, 教授 (80312776)
• 研究分担者: 高橋 由光 京都大学, 医学部, 講師 (40450598)
• 研究協力者: 杉村 仁美 厚木市青少年教育相談センター ; UCHIDA M Harvard University ; KING R Yale University ; OSTROFF R Yale University ; FINN-STEVENSON M Yale University
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• キーワード: 精神保健 / 自殺 / ポストベンション / 大学生 / ピアサポート / 予防 / 遺された人 / 思春期・青年期

研究概要

本自殺予防教育により、多くの学生が「自殺の危険のある友人に、効果的に支援を申し出ることが自分にできる、自殺したいと思っているか聞ける、それにより友人を救う可能性がある」「死別による悲しみで苦しんでいる人に、カウンセリングや精神科受診を進めることがあると思う」と感じるようになった。友人の危険に際し適切な援助を勧めることができることによる自己効力感（self-efficacy）、遺された人をサポートできる力をもち、ピアサポーティブな行動をとれる学生を養成するという本研究の目的に叶った効果が認められた.

研究成果

• [雑誌論文] 近年の動向と現状 疫学的見地 (2014)
  • 著者名/発表者名: 内田千代子
  • 雑誌名: 精神医学 巻: 56(印刷中)
  • 査読あり
• [雑誌論文] 大学における休・退学, 留年学生に関する調査 (2014)
  • 著者名/発表者名: 内田千代子
  • 雑誌名: 第34報, 第35回メンタルヘルス研究会報告書 ページ: 36-51
• [雑誌論文] 大学生の休学退学留年, 自殺-第33回調査をもとに (2014)
  • 著者名/発表者名: 内田千代子
  • 雑誌名: Campus Health 巻: 51(1) ページ: 465-467
  • 査読あり
• [雑誌論文] A High-Throughput Screen for Inhibitors of the Prolyl Isomerase, Pin1, Identifies a Seaweed Polyphenol that Reduces Adipose Cell (2014)
  • 著者名/発表者名: Mori, T., Hidaka, M., Ikuji, H., Yoshizawa , I., Toyohara, H., Okuda, T., Uchida, C ( 他3名)
  • 雑誌名: Differentiation. Biosci Biotechnol Biochem 巻: (press)
  • 査読あり
• [雑誌論文] 大学生の休学・退学・留年に関する問題①-国立大学の調査から- (2013)
  • 著者名/発表者名: 内田千代子
  • 雑誌名: 週刊教育資料 巻: 1240 ページ: 28-29
• [雑誌論文] 大学生の休学・退学・留年に関する問題②-国立大学の調査から- (2013)
  • 著者名/発表者名: 内田千代子
  • 雑誌名: 週刊教育資料 巻: 1242 ページ: 28-29
• [雑誌論文] 大学生の休学・退学・留年に関する問題③-国立大学の調査から- (2013)
  • 著者名/発表者名: 内田千代子
  • 雑誌名: 週刊教育資料 巻: 1244 ページ: 28-29
• [雑誌論文] 大学生の休学・退学・留年に関する問題④-国立大学の調査から- (2013)
  • 著者名/発表者名: 内田千代子
  • 雑誌名: 週刊教育資料 巻: 1246 ページ: 28-29
• [雑誌論文] 大学における休・退学, 留年学生に関する調査 第33報 (2013)
  • 著者名/発表者名: 内田千代子
  • 雑誌名: 福島大学発行 ページ: 1-20
• [雑誌論文] 精神疾患は軽症化しているのか 現場での「軽症化」の実感 大学の現場から (2013)
  • 著者名/発表者名: 内田千代子
  • 雑誌名: こころの科学 巻: 168 ページ: 49-55
• [雑誌論文] 大学における休・退学, 留年学生に関する調査 第32報 (2012)
  • 著者名/発表者名: 内田千代子
  • 雑誌名: 第33回メンタルヘルス研究会報告書 ページ: 42-59
• [雑誌論文] 学部学生における自殺の現状と問題点 (2012)
  • 著者名/発表者名: 内田千代子
  • 雑誌名: 第13回フィジカルヘルス・フォーラム報告書 巻: 13 ページ: 83-87
• [雑誌論文] Prolyl Isomerase Pin1 Regulates Mouse Embryonic Fibroblast Differentiation into Adipose Cells (2012)
  • 著者名/発表者名: Uchida, T., Furumai, K., Fukuda, T., Akiyama, H., Takezawa, T., Asano, T., Fujimori, F. and Uchida, C
  • 雑誌名: PLoS One 巻: 7(3) ページ: e31823
  • 査読あり
• [雑誌論文] A critical step for JNK activation : Isomerization by the prolyl isomerase Pin1 (2012)
  • 著者名/発表者名: Park, JE., Lee, JA., Park, SG., Lee, DH., Kim, SJ., Kim, HJ., Uchida, C(他3名)
  • 雑誌名: Cell Death Differ 巻: 19(1) ページ: 153-61
  • 査読あり
• [雑誌論文] 東日本大震災における救護業務 : 避難所を設置した大学における経験から (2012)
  • 著者名/発表者名: 宮川八平, 堀口祐子, 綿引久美子, 三橋典代, 深谷美架, 内田千代子
  • 雑誌名: CAMPUS HEALTH 巻: 49(1) ページ: 473-475
  • 査読あり
• [雑誌論文] 大学生の自殺関連行動に関する実態調査 (2012)
  • 著者名/発表者名: 内田千代子(他7名)
  • 雑誌名: CAMPUS HEALTH 巻: 49(1) ページ: 262-264
  • 査読あり
• [雑誌論文] 大学生の中途退学の実態と対策~国立大学の調査から~ (2011)
  • 著者名/発表者名: 内田千代子
  • 雑誌名: 大学マネジメント 巻: 7(8) ページ: 2-7
• [学会発表] 大学における休・退学(自殺を含む) (2013)
  • 著者名/発表者名: 内田千代子
  • 学会等名: 留年学生に関する調査 第34報, 第35回全国大学メンタルヘルス研究会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2013-12-05
• [学会発表] 大学における休・退学(自殺を含む) (2013)
  • 著者名/発表者名: 内田千代子
  • 学会等名: 留年学生に関する調査 第33報をもとに大学生のメンタルヘルスを考える, 全国大学保健管理施設協議会第51回大会
  • 発表場所: 岐阜
  • 年月日: 2013-11-13
• [学会発表] Psychosocial and mental health background of junior high students in Tokyo-focusing to Bullying which can serve as a cause of suicide (2012)
  • 著者名/発表者名: Uchida, C
  • 学会等名: IACAPAP 2012
  • 発表場所: Paris
  • 年月日: 20120700
• [学会発表] 大学における休・退学(自殺を含む) (2012)
  • 著者名/発表者名: 内田千代子
  • 学会等名: 留年学生に関する調査 第32報, 第33回全国大学メンタルヘルス研究会
  • 発表場所: 福岡
  • 年月日: 2012-01-29
• [学会発表] 大学生の自殺関連行動に関する実態調査 (2011)
  • 著者名/発表者名: 内田千代子(他13名)
  • 学会等名: 第49回全国大学保健管理研究集会
  • 発表場所: 山口
  • 年月日: 20111109-10
• [学会発表] SUICIDE AMONG JAPANESE UNIVERSITY STUDENTS -FROM THE RESULTS OF A 21-YEAR SURVEY (2011)
  • 著者名/発表者名: Uchida, C
  • 学会等名: the 19th European congress of psychiatry
  • 発表場所: Wiena
  • 年月日: 20110300
• [学会発表] 東日本大震災における救護業務 : 避難所を設置した大学における経験から (2011)
  • 著者名/発表者名: 宮川八平, 堀口祐子, 綿引久美子, 三橋典代, 深谷美架, 内田千代子
  • 学会等名: 第49回全国大学保健管理研究集会
  • 発表場所: 山口
  • 年月日: 2011-11-09
• [図書] 病期・病態・重症度からみた疾患別看護過程(第2版) (2012)
  • 著者名/発表者名: 内田千代子(共著)
  • 出版者: 医学書院
• [図書] 家庭と学校のメンタルヘルス 今日の精神疾患治療指針 (2012)
  • 著者名/発表者名: 内田千代子(共著)
  • 総ページ数: 906-909
  • 出版者: 医学書院
• [図書] Lk ; An approach to mental health in Asian American Children. The Massachusetts General Hospital Textbook on Diversity and Cultural. Sensitivity in Mental Health of Children
  • 著者名/発表者名: Uchida, M., Chen, J., Shirin, A., Uchida, C (他3名)
  • 出版者: Springer(in press)
• [備考] 内田千代子, 若者の自殺予防, 栃木県宇都宮市 市民講演会, 2014年2月23日, 宇都宮【講演】
• [備考] 内田千代子, 医学生のメンタルヘルス, 産業医科大学FD講演会, 2014年1月29日, 福岡【講演】
• [備考] 内田千代子, 大学生のメンタルヘルス, 筑波大学 大学研究センター主催 大学研究2013, 2013年10月19日, 東京【講演】
• [備考] 内田千代子, 医療系学生のストレスと自殺 大学生の自殺の調査 諸外国の事情を通して予防を検討, 全国医学生ゼミナール全国実行委員会主催, 2013年8月22日, 山梨【講演】
• [備考] 内田千代子, 現代型うつとひきこもり, 学外教授の会, 東京医科歯科大学, 2013年7月13日, 東京【講演】
• [備考] 内田千代子, 留年・休学学生とどうつながるか?大学生のメンタルヘルスにおける一次予防法開発, 大学生の休・退学・留年の実態, 学生支援緊急ワークショップ(筑波大学精神医学グループ主催, 筑波大学保健管理センター共催), 2013年2月16日, 東京【講演】
• [備考] 内田千代子, 大学生のメンタルヘルス, 筑波大学 大学研究センター主催 大学研究講習2012, 2012年10月27日, 東京【講演】
• [備考] 内田千代子, 現代型うつ病とひきこもりについて, ひきこもり講演会, 水戸保健所, 2011年12月8日, 水戸【講演】
• [備考] 内田千代子, 大学生のメンタルヘルス, 筑波大学大学研究センター 大学マネジメント講義, 2011年10月15日, 東京【講演】
• [備考] 退学率, 朝日新聞出版, 大学ランキング2015 年版, 2014 年4 月, 68-73【報道関係】
• [備考] 『五月病』解消 会話が重要, 読売新聞, 2013 年5 月12 日掲載【報道関係】
• [備考] 生活チェックで支えあおう!, 復興庁連携プロジェクト 3.11 復興支援情報サイト 助けあいジャパン インタビュー, 2012 年12 月1 日掲載【報道関係】
• [備考] 連載こころ元気塾 休学や留年で引きこもる学生 経験者が居場所作り, 読売新聞, 2012 年7 月19 日掲載【報道関係】
• [備考] 連載ワカモノタチ(5)友達ができない休学, 読売新聞, 2012 年1 月7 日掲載【報道関係】
• [備考] 退学率, 朝日新聞出版, 大学ランキング2012 年版, 48-51【報道関係】