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2013 年度 実施状況報告書

思春期・成人百日咳など学校感染症予防教育のためのe-learning教材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23500804
研究機関香川大学

研究代表者

鎌野 寛  香川大学, 保健管理センター, 教授 (60284337)

キーワード学校感染症
研究概要

近年,百日咳,インフルエンザなど学校において予防すべき感染症(学校感染症)が,学生等思春期・成人に集団感染を引き起こし社会問題になっている。学校感染症の予防のための学生向け健康教育は重要課題であり,われわれは現在まで,学校感染症の予防教育についての研究に取り組んできた。平成25年度,本研究において百日咳についての基礎的なデータを理解しやすいように動画化した。また,学校感染症の感受性者,感染性保持者,治癒者の感染曲線を分析・検討し,感受性者,感染性保持者,治癒者を基にした試作型シミュレータを作製した。このことにより,学校感染症予防のためのより学習効果の高いe-learning教材の開発を目指した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

平成25年度には,学校感染症のパラメータ可変型シミュレータを作製する予定であった。感受性者,感染性非保持者,感染性保持者,治癒者の感染曲線を分析・検討しようとしていたが、感染性非保持者から感染性保持者への状態変化が複数あり一つに絞れない可能性が見出されたため感染性非保持者を含まない感受性者、感染性保持者、治癒者を基にした試作型シミュレータを作製した。

今後の研究の推進方策

複数ある感染性非保持者から感染性保持者への状態変化を分析し、試作型シミュレータに、感染性非保持者を含んだシミュレータを作製する予定である。そして,感染性非保持者を含んだ学校感染症予防のためのe-learning教材の開発を目指す。

次年度の研究費の使用計画

感受性者、感染性非保持者、感染性保持者、治癒者の感染曲線を分析・検討し、百日咳感染のパラメータ可変型シミュレータを作製する予定であった。しかし、感染性非保持者から感染性保持者への状態変化が複数あり一つに絞れない可能性が見出された。そのため、感染性非保持者を含まない感受性者、感染性保持者、治癒者の分析を基とした試作型シミュレータを作製することとした。
複数ある感染性非保持者から感染性保持者への状態変化を分析し、試作型シミュレータに、感染性非保持者を加えたシミュレータを作製する予定である。そして、その結果を学会での発表を行いたいと考える。未使用額はこれらの経費に充てる計画である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 学校において予防すべき感染症の数理学的シミュレーション2014

    • 著者名/発表者名
      鎌野 寛,永尾 幸,森 知美他
    • 雑誌名

      香川大学保健管理センター紀要

      巻: 3 ページ: 153-159

  • [雑誌論文] 学校感染症予防教育のための教材開発(第一報)2014

    • 著者名/発表者名
      鎌野 寛
    • 雑誌名

      香川大学保健管理センター紀要

      巻: 3 ページ: 161-165

  • [学会発表] Analysis of spreading of influenza in undergraduates on four separated university campuses2014

    • 著者名/発表者名
      Kamano H.,Mori T.,Murakami C.et al.
    • 学会等名
      12th European Congress of Internal Medicine
    • 発表場所
      チェコ,プラハ
    • 年月日
      20141003-20141004

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公開日: 2015-05-28  

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