レクリエーションの教育・健康増進効果に関するエビデンスとフィージビリティ

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23500817
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 応用健康科学
• 研究機関: 東京農業大学
• 研究代表者: 上岡 洋晴 東京農業大学, 地域環境科学部, 教授 (30408661)
• 連携研究者: 津谷 喜一郎 東京大学, 大学院薬学系研究科, 特任教授 (80142040) ; 本多 卓也
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• キーワード: レクリエーション / ランダム化比較試験 / エビデンス / フィージビリティ

研究概要

レクリエーションは、リハビリテーションに関連した効果のアウトカム、とくに患者の心理（うつ、気分、情緒、活気）やバランス・運動機能、アドヒレンス（実行可能性や出席率）において、向上させる可能性があることが示された。しかし、RCTは11編と少なく、当該分野の研究の推進が必要であることが明らかとなった。
課題としては、「レクリーションの用語の定義と応用可能性」、「レクリエーションの効果に関するエビデンスの再構築」、「科学的根拠に基づいた教育・啓発活動」、「教育・啓発に対するアカデミックな姿勢と倫理」が必要であることの４つを提案する。

研究成果

• [雑誌論文] Effectiveness of rehabilitation based on recreational activities : A systematic review (2013)
  • 著者名/発表者名: Kamioka H, Tsutani K, ほか省略
  • 雑誌名: World Journal of Meta-Analysis 巻: Vol.1, No.1 ページ: 27-46
  • DOI: 10.13105/wjma.v1.i1.27
  • 査読あり
• [雑誌論文] ロングパイル人工芝グラウンドにおける書熱環境とサッカー・プレイヤーの脱水との関連 : パイロット観察研究 (2013)
  • 著者名/発表者名: 濱口雄悟, 上岡洋晴
  • 雑誌名: 身体教育医学研究 巻: Vol.14, No.1 ページ: 17-25
  • URL: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpem/14/1/14_17/_pdf
  • 査読あり
• [雑誌論文] 医学データベース「医中誌Web」におけるレクリエーションに関する論文の特徴 : 2007-2011 年の公表論文を対象として (2012)
  • 著者名/発表者名: 本多卓也, 上岡洋晴, ほか省略
  • 雑誌名: レジャー・レクリエーション研究 巻: Vol.69.No.1 ページ: 13-28
  • 査読あり
• [雑誌論文] 医学データベース「PubMed」におけるレクリエーション研究のナレイティブ・レビュー : 2007-2011 年の5 年間において (2012)
  • 著者名/発表者名: 本多卓也, 上岡洋晴, ほか省略
  • 雑誌名: レジャー・レクリエーション研究 巻: Vol.69.No.1 ページ: 29-44
  • 査読あり
• [雑誌論文] Curative and health enhancement effects of aquatic exercise : evidence based on interventional studies (2012)
  • 著者名/発表者名: Honda T, Kamioka H
  • 雑誌名: Open Access Journal of Sports Medicine 巻: Vol.3, No.1 ページ: 27-34
  • DOI: 10.2147/OAJSM.S30429
  • 査読あり
• [学会発表] Perspective and agenda for development of leisure sports and recreation : Suggestion of for items (WREA) (2013)
  • 著者名/発表者名: Kaioka H
  • 学会等名: 2013 International Leisure Sports and Recreation Congress
  • 発表場所: Beijing Normal University, China
  • 年月日: 20130111-13
• [学会発表] レクリエーション活動によるリハビリテーション効果 : ランダム化比較試験に基づくシステマティック・レビュー (2012)
  • 著者名/発表者名: 上岡洋晴, 本多卓也
  • 学会等名: 第42回日本レジャー・レクリエーション学会大会
  • 発表場所: 上智大学四谷キャンパス
  • 年月日: 20121116-18
• [学会発表] Effectiveness of rehabilitation based on recreational activities : A systematic review (2012)
  • 著者名/発表者名: Kamioka H
  • 学会等名: 2012 International Sports Science Congress
  • 発表場所: Mokpo National University, Korea
  • 年月日: 20120821-23
• [備考] 受賞 Kamioka H, 2013 International Leisure Sports and Recreation Congress, Grand prize, 2013年1月13日, Beijing Normal University, China