研究課題
基盤研究(C)
肥満症の発症に関しては夜食などいつ食べたのかという食事のリズムは重要な因子である。今回の研究では幾つかの食事のリズムと肥満との関係について検討した。摂食リズムの変化させたモデルとして、マウスへ高脂肪食を食べる時間帯により通常モデル群、摂食量はかえずに暗期のみ摂食する暗期摂食群、摂食量はかえずに明期のみ摂食する明期摂食群の3群に分けて解析した。明期に高脂肪食を摂取したとき群が、有意に通常モデル、暗期摂食群に比較して内臓脂肪量の増加所見を認めた。また血糖値や中性脂肪値の上昇所見を認めた。これらの結果よりマウスにおいては睡眠期である明期に高脂肪食をとると肥満や代謝異常を助長することが分かった。
内分泌代謝