研究課題/領域番号 |
23500847
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
涌井 佐和子 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (00360959)
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研究分担者 |
吉武 裕 鹿屋体育大学, スポーツ人文・応用社会科学系, 教授 (00136334)
萩 裕美子 東海大学, 体育学部, 教授 (20237902)
長島 未央子 鹿屋体育大学, スポーツ生命科学系, 助教 (20457667)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | 特定健診 / 未受診 / 健康行動 / 心理・環境 |
研究概要 |
【目的】本研究の目的は、国保特定健康診査未受診者を対象として、特に「メタボリックシンドローム」予防と改善の観点からの健康行動習慣、および関連する心理・環境因子を明らかにすることである。【意義】本研究の特色は、特定健診の受診ステージと健康行動習慣、ならびに関連する心理・環境因子を明らかにすることにより、地域の保健推進委員養成および住民主体型のポピュレーションアプローチに役立つデータを収集することにある。これらのデータ解析結果は、地域における健康増進活動にも有効な資料となり、活用可能である。【平成23年度の研究経過】1)調査票の作成:文献収集および調査項目の整備を行い、「健診・医療と健康づくりにおける行動・心理・環境に関する調査」と題する調査票を完成させた。2)順天堂大学研究倫理委員会の承認を受けた。3)予備調査:鹿児島県鹿屋市および大崎町に在住する40~60歳代の男女を対象として予備調査を行い、ワーディングの修正を行った。4)フィールドのマネジメント:鹿屋市との個人情報の提供を受けるための契約を行った。5)平成22年度国保特定健康診査受診対象者リストおよび受診実績より、抽出間隔を算出し、平成22年度受診者800名(男女、各年代100名)および未受診者1200名(男女、各年代150名)、計2000名のサンプル抽出依頼を鹿屋市に対して行った。6)調査票の送付:平成24年1月上旬に調査票を郵送した。7)督促状の送付:平成24年1月下旬に督促状および調査協力のお礼のはがきを送付した。8)調査票の回収:回収数は2月末日現在で1108名(55.4%)であった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
交付申請時の平成23年度計画は、調査票作成、対象者のリストアップおよびフィールドのマネジメントであった。鹿児島県鹿屋市の健康づくり推進委員による訪問調査を予定していたが、主任研究者の所属機関の変更があったため、調査方法の見直しを行った。鹿屋市より、平成22年度受診実績に基づく無作為抽出での調査サンプル抽出の協力が得られたため、当初の計画を修正した。結果として、平成23年12月に性別・年代別・H22年度の特定健康審査受診状況(有無)により、サンプルの層化・等間隔抽出リストを作成し、平成24年1月上旬に2000名を対象として調査票を送付した。回収数は2月末日現在で1108(55.4%)であった。
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今後の研究の推進方策 |
平成24年度は、データ入力のコーディングを行い、データ入力および分析を行う。また、関連学会に発表を行うとともに、論文執筆を始める。分析については適宜共同研究者と打ち合わせをしながら進める。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成24年度は、データ入力について外部の専門業者へ委託する計画とし、その費用を「その他」として予算に計上する。また、学会発表に際しての旅費は研究代表者および研究分担者に「旅費」として配分する。学会発表および論文執筆に必要となる文具・ソフト等は消耗品として計上する。研究資料の整理については謝金として計上する。
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