日常歩行数は大腿骨頸部及び腰椎骨密度の維持に貢献するか否か？

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23500852
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 応用健康科学
• 研究機関: 北里大学
• 研究代表者: 北川 淳 北里大学, 一般教育部, 准教授 (80260529)
• 研究分担者: 伊木 雅之 近畿大学, 医学部, 教授 (50184388)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• キーワード: 閉経後女性 / 大腿骨頸部骨密度 / 腰椎骨密度 / 歩数 / 身体活動量 / Ex

研究概要

閉経後女性340名を対象として，日常歩数と大腿骨頸部および腰椎骨密度（DXA法）との関係について横断的に検討した。本研究はThe Japanese Population-based Osteoporosis（JPOS）Study 15年次追跡調査の一部である。3軸活動量計を用いて歩数およびExercise(Ex :3METs以上強度の身体活動量)を測定した。
歩数は両部位の骨密度と関係を示さなかった。一方，Exは大腿骨頸部骨密度とのみ有意な正の相関を示した。この関係は交絡因子を調整後も有意であった。大腿骨頸部骨密度には単純歩行よりも，3METs以上強度の身体活動が関係していると思われた。

研究成果

• [雑誌論文] Cohort Profile : The Japanese Population-based Osteoporosis (JPOS) Cohort Study
  • 著者名/発表者名: Iki M, Tamaki J, Sato Y, Kadowaki E, Morita A, Ikeda Y, Kajita E, Nishino H, Matsukura T, Yamagami T, Kitagawa J, Akiba T
  • 雑誌名: Int. J. Epidemiol 巻: (印刷中)
  • 査読あり
• [学会発表] 3軸加速度計による身体活動の量およびその強度と大腿骨頸部骨密度との関係 : 閉経後女性を対象とした検討 (2013)
  • 著者名/発表者名: 北川 淳
  • 学会等名: 第21回日本運動生理学会
  • 発表場所: 東京国際大学(埼玉県川越市)
  • 年月日: 2013-07-27
• [学会発表] Association between bone mineral density at femoral neck and physical activity assessed with a triaxial accelerometer in postmenopausal Japanese women (2012)
  • 著者名/発表者名: Kitagawa J, Iki M, ほか7名
  • 学会等名: IOF- ECCEO12 : European Congress on Osteoporosis & Osteoarthritis
  • 発表場所: Bordeaux, France
  • 年月日: 2012-03-27
• [備考] JPOS Study のホームページ
  • URL: http://www.med.kindai.ac.jp/pubheal/jpos/index.html