2型糖尿病患者約300名にアンケート各種QOLに関するアンケート調査を施行した。これらの解析より、QOLの低下と生活活動度や睡眠の質や量に強い関連性が認められた。血糖コントロール指標であるHbA1cと睡眠量には海外の既報通り強い相関関係があった。一方、従来睡眠の量や質との関連が考えられている昼夜のリズム(MEQ)が多変量解析によりHbA1cとの有意な関連性があることが示された。このような報告はこれまでに全くなく臨床的意義は極めて高い。今後は糖尿病短期教育入院時のアンケート調査を行い問題となるアンケート結果を得た患者に対する教育、指導法の確立を目指す。
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