近年、家族規模が小家族化し、意識の変化も家族機能の変化もある。世帯規模と1人当たり食料費の関係は、世帯人員数の多い世帯ほど少なく、食料費に占める内食割合が高くなるので、小家族化により食の外部化・簡便化が進行する。 世帯属性(世帯規模や世帯主の年齢)をとりいれた要因分析を行った結果、規模の経済性は、内食・中食ともに認められた。また、世帯主の年齢の効果は、内食・中食においては、年齢が上がるにつれて支出金額が増加し、外食は逆に低下するという傾向が示された。また、ファジィ線形計画法を適用すると、栄養等の制約条件を満たして最小の食料費で家族の食事計画ができることが明らかになった。
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