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2012 年度 実施状況報告書

都市度別に見たリタイア期夫婦の夫婦役割関係とパーソナル・ネットワークに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23500895
研究機関関東学院大学

研究代表者

立山 徳子  関東学院大学, 人間環境学部, 教授 (00327248)

研究分担者 松信 ひろみ  駒澤大学, 文学部, 准教授 (00331538)
キーワード都市度 / リタイア期夫婦 / 夫婦関係 / パーソナル・ネットワーク / 生活満足度
研究概要

2012年度は本調査実施の年と位置付け、以下の研究作業項目を実施予定とした。1)調査対象地での対象者サンプリング作業、2)調査票の作成、3)調査票による郵送調査の実施、4)調査票の回収、5)調査データのクリーニング・コーディング、6)データの入力、7)基本統計の確認作業
調査票作成にあたっては、夫・妻の属性、職業経歴、夫婦関係(役割分担や満足度)、子どもを含むパーソナル・ネットワーク(接触頻度、時間距離分布、サポート機能)、将来への不安、家計構造などを中心に質問を構成した。
調査対象者はリタイア期夫婦とするため、夫の年齢を61~68才に該当する者と限定し、選挙人名簿による等間隔抽出法によりサンプリングを7~8月に実施した。調査対象地とサンプル数は都心部(中野区:375組、台東区:375組)、郊外部(磯子区:375組、戸塚区:375組)、村落部(千葉県勝浦市:150組、館山市:200組、鴨川市:200組、大網白里町:200組)で、合計2250組の夫婦を対象とした郵送調査を2012年10月に実施した。回収票は夫340票、妻339票でいずれも回収率は30%である。
本調査は標準化された調査票による調査であるが、本調査の末尾には自由回答欄を設けたこと、また今後のインタビュー調査を承諾してもらう意図を尋ねるなどの工夫をした。
上記の予定された研究実施計画のうち、1)~5)までは実施されたが、6)については年度をまたいでの作業となった。7)およびこれに基づく、調査対象者のうち希望者への単純集計結果の郵送は2013年度に実施となる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

調査対象者の夫婦サンプリング実施が想定以上に時間がかかった。これは近年の回収率低下を想定して、大目の2250組という大量のサンプリングであったことに加え、調査地自体が都心(中野区、台東区)郊外(磯子区、戸塚区)、村落(千葉県勝浦市、鴨川市、館山市、大網白里町)と分散したために調査補助学生などのスケジューリングや当該自治体選挙管理委員会との調整が難航したためである。
そのため全体的に予定された実施時期がずれてしまったが、今年度中に実施に至らなかった作業については、十分挽回可能である。

今後の研究の推進方策

今後の研究は回収された調査データを研究テーマに照らして分析してゆくと同時に、分析結果を補足するものとして調査対象者のうちで快諾をいただいた方を対象に、インタビュー調査を実施してゆく予定である。

次年度の研究費の使用計画

次年度の研究活動は主に調査データの解析とインタビュー調査の実施にあてられる予定である。そのため、データ解析に必要とされる1)統計ソフトや文献・資料の購入のほか、インタビュ‐調査については特に2)対象者の方への調査協力謝礼金や3)現地までの交通費、4)インタビュー記録内容のデータ化作業へのアルバイト代などが想定される。

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公開日: 2014-07-24  

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