近年、若者では生活スタイルの変化に伴い、夜型の生活習慣や朝食欠食が問題となっている。本研究では、大学生において朝型・夜型の生活リズムと食習慣の関連について調査し、さらに朝食習慣による味覚感受性や唾液バイオマーカーへの影響を検討した。朝型・夜型の生活リズムによって、朝食習慣、食品群別摂取量および栄養素摂取量に違いがみられ、夜型タイプの学生は、朝食の頻度や食欲が低下し、1日のミネラル類やビタミン類、食物繊維などの摂取量が少なかった。朝食習慣の有無により、味覚感受性、唾液バイオマーカー(コルチゾル、免疫グロブリンA)の日内リズムに影響がみられた。
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