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2013 年度 実績報告書

極めて簡便な神経染色法を応用した高校生物実験パッケージの開発と実践的検証

研究課題

研究課題/領域番号 23501015
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

相見 良成  滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (20231756)

キーワード理科実験 / 理科室 / メダカ / 高等学校 / 神経染色 / 腸管神経系 / 一酸化窒素 / NADPHジアホラーゼ法
研究概要

前年度までに作成した「メダカの神経染色実験」のプロトコールにさらに工夫を加えて、試薬や器具のキット化を進めた。染色反応に用いる容器を最小限の容量のものを用いたり、染色ステップの簡素化などを図って、器具や溶液のボリュームを徹底して低下させた。また安全に配慮して試薬の濃度を可能な限り下げたり、ピペット操作などを使わずに試薬を混合する方法などを工夫した。その結果、30名程度の実験を行うために必要なすべての試薬、器具を大型のスーツケース2個程度にまとめ、安全に大学外で実験を行えるキットとした。
実験の原理や方法の解説のみならず、顕微鏡での生物観察についてや、動物の神経系についてというような周辺知識を含んだミニ講義と実際の染色実験のパックとして、大学外で実際に中学校2校、高校1校で実験を行った。すべての学校で3時間以内の取り組みでメダカの神経を染色し観察することに成功した。
これらの実践により中学、高校の理科教員の興味を集めることとなり、理科教員を対象とした本実験のセミナーの開催を予定している。これによりそれぞれの理科教員が自らこの実験をそれぞれの学校で行って生徒を指導できるようになることを目指している。またセミナーを通じて、本実験をより良くするため意見を集めたり、他の新たな中学、高校の理科室で実施可能な理科実験プロトコールの開発に繋げたい。

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公開日: 2015-05-28  

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