研究概要 |
研究実績は主に1)論文、2)著書、3)学会発表、4)授業実践からなる。 1)・高等学校化学における二酸化窒素を用いた化学平衡の移動実験-マイクロスケール実験による教材開発及び授業実践-,中野源大; 芝原寛泰,理科教育学研究,第54巻,第3号, 2014年 ・マイクロスケール実験による自作簡易吸光光度計を用いた比色測定-二酸化窒素を用いた化学平衡の移動実験-,中野源大; 芝原寛泰,フォーラム理科教育 , 第15号, 2014年; 2)「すぐに役立つ 研究授業のための学習指導案のつくり方―中学校理科編」芝原寛泰;佐藤美子、内山裕行 pp.271、オーム社、3)日本理科教育学会全国大会5件、近畿支部大会5件の発表 4)京都府立桃山高校にて2回、本学附属高校にて2回の授業実践をおこなった。実績のうち、2)の単行本(オーム社刊)の一部には教材研究の成果として、指導案も含めまとめている。この発刊を機に、多くの研究者、学校関係者との連携がすすんだ。また、K.Kナリカ(教材会社)との協同研究で、開発した教材実験の実用化と販売についても推進した。マイクロスケール実験に使用する多種の器具も、少量で購入しやすくするなど、研究目的である学校現場への普及にとっては大きな前進となった。 科研費の研究成果の公表として「ひらめき☆ときめきサイエンス」を実施。近隣の中・高校生22名を対象に、マイクロスケール実験の体験講座を行った。 H25年度は、研究期間の最終年度として、開発した教材実験の整理と公表に重点をおいた。特に高校化学を対象としたマイクロスケール実験の教材化ついては、多くの単元をカバーすることができるようになった。3年間における研究成果は、学会発表30件以上、論文5編以上、著書3編として公表した。また3年間連続して、「ひらめきよきめきサイエンス」を実施し、中高生を対象にした、研究成果の社会還元も行った。
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