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2013 年度 実績報告書

日本語プログラミング言語による科学リテラシー獲得を目指した情報教育の実践的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23501036
研究機関比治山大学

研究代表者

山田 耕太郎  比治山大学, 現代文化学部, 准教授 (20353120)

キーワード日本語プログラミング / 情報教育 / 科学教育 / センサー / なでしこ
研究概要

昨年度開発したなでしこ用のPhidgetsライブラリを使って,なでしこで計測・制御を行うための教材開発を行い,それらを使った授業実践によって教育効果を検証した。教材開発においては,これまでは物理現象を題材としていたが,気象や地震など学生の生活に身近な題材を取り上げることとして,気象データ(気温・湿度・気圧など)の計測システムや緊急地震速報の疑似体験システムを構築した。これらの教材を授業に導入した結果,気象に関して「上空は気圧が高い」という思い込みや緊急地震速報に関して「地震を予知して発せられている」といった誤解を正しく理解させることができた。
気象データの収集や緊急地震速報の仕組みは情報ネットワークの仕組みの理解と不可分であるため,その仕組みを学習するためにネットワーク越しにセンサー値を取得(計測)したり,学生自らの遠隔操作によってLEDの点灯・消灯(制御)が行える教材の開発し,授業への導入を行った。
授業アンケートからは,センサーを使った授業に新鮮味を感じ,興味・関心の喚起があったことを確認できた。特に上空の気圧が低くなることを,5階建ての建物を上り下りしてその場で実測値を確認し気圧の低下を確認できたことは好評価であり,このような学習活動の重要性を確認することができた。
以上のことから,日本語プログラミング言語を使い,情報教育と科学教育を融合した教育手法で学習効果の向上が確認でき,研究目的を達成することができた。
平成25年度の研究成果は,広島県物理教育研究推進会主催の「明日から使える理科教材ワークショップ(X)―第18回物理教育研究会―」において「情報教育で理科!」というタイトルで出展し公表を行った。また,情報処理学会において「日本語プログラミングによる計測制御のための教材開発」というタイトルで講演を行い,計測制御を行う教材を使った授業実践の成果報告を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 日本語プログラミングによる計測制御のための教材開発2014

    • 著者名/発表者名
      山田耕太郎
    • 雑誌名

      情報処理学会第76回全国大会講演論文集

      巻: 第4分冊 ページ: 375-376

  • [学会発表] 日本語プログラミングによる計測制御のための教材開発2014

    • 著者名/発表者名
      山田耕太郎
    • 学会等名
      情報処理学会
    • 発表場所
      東京電機大学 東京千住キャンパス
    • 年月日
      20140312-20140312
  • [学会発表] 情報教育で理科!2014

    • 著者名/発表者名
      山田耕太郎
    • 学会等名
      広島県物理教育研究推進会
    • 発表場所
      広島県情報プラザ
    • 年月日
      20140222-20140222

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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