本研究は、森林環境教育の1つの切り口として「林業」の紹介を軸にした森林環境教育の内容について、「人と森との関わり」のあり方を考えられる学習の内容を新たに提案することを目的として実施した。 その結果、新たな森林環境教育教材の開発のためには、1.林業そのものの姿を伝えることに関わる基礎的な学問(造林学、森林経営学、森林経済学等)の内容を、具体的な事例を含めてわかりやすく紹介すること。2.林業の理想像を明らかにすること。3.理想の林業を確立するための社会環境の問題について人々に考えてもらえるような教材づくりが重要であることがわかった。
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