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2012 年度 実施状況報告書

小学校理科の授業力を高める教材研究

研究課題

研究課題/領域番号 23501055
研究機関秋田大学

研究代表者

石橋 研一  秋田大学, 教育文化学部, 教授 (70589720)

キーワード小学校理科 / 実験器具 / 教員研修講座 / 体感 / 実験器具 / 基礎操作 / 教材研究 / 意識調査
研究概要

①「小学校理科の実験器具の基礎操作習得システム」の構築については、昨年度のマニュアル作成、基礎操作の映像化を受け、今年度は、実験器具の基礎操作の習得に関する学生の意識調査を実施した。この調査結果を基に,平成24年の8月と平成25年2月に希望者を募って実験器具の基礎操作の実技実習を実施した。この結果、在学中に実験器具の基礎操作の技能を身に付けておく必要性を強く感じている学生の割合が高いこと、実験器具の基礎操作の習得には実技実習の効果が大きいことが分かり,今後の学生への支援の在り方の方向性が明確になってきた。②「現職教員の教材研究を支援する研修システム」の構築については、本学教員と秋田県総合教育センターの指導主事等がチームを組み、平日の夕方に県内に出向いて小学校教員を対象に理科の実技研修を2回実施した。また、平成25年1月に横手市理科教育研究会の会員を対象として「太陽と星の動き」に関する実技研修会を実施した。これらの研修の成果は、その後の理科の授業改善に生かされ教員の意欲の向上につながっている。③「体感モデル」の構築については、児童及び教員の体感を重視した授業に役立てる目的で昨年に引き続き大型実験装置の試作に取り組んだ。「光の性質」(第3学年)では光の反射の説明教材、「電気の通り道」(第3学年)では電気が大好きなトラ、「太陽と月」(第6学年)では月の形の変化の説明教材、「てこ」(第6学年)ではてこのつり合いの説明教材を製作し,本学の大学教員派遣事業に基づく出前授業及び教員研修会で紹介し,授業で活用できるようにしてきた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究の具体的な目的で示した三つの研究の柱については、(3)の一部を除いては予定通りに進捗している。

今後の研究の推進方策

平成23年度及び24年度の研究実践の内容を発展的に深める。研究の3本の柱立てに変更等はない。

次年度の研究費の使用計画

設備備品については、主として生物分野と地学分野の教材作成に関する研究に必要な経費を計上した。消耗品については,小学校理科の教材を製作する際に必要な原材料費として計上した。旅費については,主に県外の先進研究の視察にかかる経費を計上した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 教員研修講座における解体したブタの内臓を使用した解剖実験の試み2012

    • 著者名/発表者名
      石橋 研一、浦野 弘、神居 隆、斎藤 孝
    • 雑誌名

      秋田大学教育文化学部教育実践研究紀要第34号

      巻: 1 ページ: P195~P202

    • 査読あり

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公開日: 2014-07-24  

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