昨年度末にギリシャから招聘したGotsias先生との意見交換に基づいて、改善を行った。具体的には、評価方法として提案してきた3つの手法を、再度信頼性妥当性の観点から見直し、検討した。特に外部指標との連関に重きを置き、測定法として多面的に検討を行った。外部指標にしろ、作成した評価手法にしろ評価項目としてふさわしいということが必要条件になるので、その計測可能性とそもそもどのようなスタータスでどのような計測値になるのかをきちんと社l口説かする必要がある。この観点での整理を行い、国際会議で発表した。 さらに、社会人で行われているビジネスゲームを使った教育においても、開発してきた手法がどれだけ使えるのかを検討し、教育手法の違いによる測定への影響を調べた。ここでは、教育の狙いが明らかではあるが、受講者ごとに学びが異なるものとして、主体的に学ぶ教材であるビジネスゲームを取り上げたことに特徴がある。開発した手法が、そもそもの教育意図と自らの学びを両方計測可能かどうかが大きなポイントで、現在開発中のペルソナ・コンジョイント法では教育意図が必ずしも学べていないという結果が出ており、その確からしさを確認する必要がある。 また本研究一連の研究成果を海外出版として発行する準備を行っている。計画では年度内発刊であったが、期ずれが生じている。
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