研究課題/領域番号 |
23501060
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
宮薗 衛 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (00209909)
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キーワード | 海洋環境 / 水産業・漁業資源 / 持続可能性 / 公正・効率 / 大気環境 / 越境する大気汚染 / 教員養成・研修 / 教材・授業開発 |
研究概要 |
今年度前半は、多国間環境問題解決型授業開発事例として「海洋(水)環境」をテーマとする研究計画の第3年次及び、後半は「大気環境」をテーマとする研究計画の第1年次に位置する。今年度の研究成果の概要は以下の通りである。 1.「海洋環境」をテーマとする教材開発・授業開発事例を基に、大学院生(ストレートマスター)と筆者による模擬授業を新潟市総合教育センター主催の教員研修の場で実践し、授業実践への可能性を検討した。2.「海洋環境」をテーマとする教材開発・授業開発事例を基に、現職教員大学院生が勤務校で小学校5年生社会科「水産業」の単元で研究開発授業に取り組み、大学院生はその成果を基に修士論文としてまとめた。3.1及び2の大学院生による異なる実践事例を基に、日本社会科教育学会全国大会(山形大学・10月)自由研究分科会で大学院生との共同研究発表を実施した。4.1の実践研究をふまえて、実践研究報告を「三井物産環境基金2011年度一般助成研究報告書」の場を借りてまとめ,公表した。 5.「大気環境」をテーマとする教材開発・授業開発に,大学院「環境教育特論」の受講大学院生とともに取り組み、アジア大気汚染研究センターでの専門研究者への聞き取り調査等を実施した。6.「大気環境」をテーマとする教材開発・授業開発の事例として「越境する大気汚染問題」として中国のPM2.5問題を取り上げ、「環境教育特論」受講院生がその授業プランを作成した。7.「大気環境」をテーマとする教材開発・授業開発のために、中国北京師範大学実験小学校を訪問し、中国における大気汚染の実態や環境教育の事例等について聞き取りした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成25年度は、主に次のような目標を設定して本研究に取り組んだ。 1.前半は、「海洋環境」をテーマとする教材開発・授業開発とそれに基づく出前授業を実施し、その成果を学会発表若しくは誌上発表する。 2.後半は、「大気環境」をテーマとする教材開発・授業開発に取り組む。そのために、東アジアにおける越境する大気汚染問題に取り組んでいる科学者との交流を行い、そこで得られた知見をヒントに教材開発・授業開発を学生と行う。それによって、来年度の出前授業の準備を行う。 1.については学会発表・報告書公表を実施し、ほぼ目標を達成した。2.については、大学院生による教材開発・授業開発にとりくみ、科学者への聞き取り調査・中国の大気汚染実態や環境教育の取り組み等について調査し、ほぼ目標を達成した。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年度は、4年間にわたる研究の最終年次である。このために、以下の目標を設定して取り組む予定である。 1.「大気環境」をテーマとする教材開発・授業開発を深め、学生による出前授業を実施して、その成果を学会発表若しくは誌上発表する。 2.「大気環境」をテーマとする教材開発・授業開発に関わり、中国の学校等との交流活動に取り組み、東アジアの越境する大気汚染問題を共同して考える授業の可能性について情報交換する。 3.4年研究の最終年次として、これまでの「海洋環境」「大気環境」に関わる教材開発・授業開発の研究成果をまとめ、随時発表する。
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次年度の研究費の使用計画 |
168,757円の残額は、平成25年度3月末に出張等を計画実施したためのものである。既に、それらの計画を実行し、全額を執行済みである。 既に昨年度末の活動予定に従って実行し、全額を執行済みであり、4月にそれらの支払いが完了する予定である。
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