研究課題/領域番号 |
23501068
|
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
田中 賢二 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (90163518)
|
キーワード | 物理教育 / ドイツ / 変遷 / 修学前教育段階 / 学習障害特別支援学校 / ギムナジウム / 後期中等教育段階 / 学習障害児 |
研究概要 |
5編の紀要論文で、研究成果を発表した。 1●田中賢二:「ドイツにおける就学前教育段階(幼稚園)の物理教育の変遷-旧東ドイツ地区・ザクセン邦の場合と東ドイツの場合との比較考察-」岡山大学大学院教育学研究科・研究集録,150号(2012),79-91頁.2●田中賢二・田中啓太:「ドイツの学習障害特別支援学校における物理教育-現行(科学)教科書の分析-」岡山大学大学院教育学研究科・研究集録,151号(2012),69-80頁.3●田中賢二:「ドイツにおける後期中等教育段階の物理教育の変遷-旧東ドイツ地区・ザクセン邦ギムナジウム上級段階物理と東ドイツ拡大オーベルシューレ物理との比較考察-」岡山大学大学院教育学研究科・研究集録,151号(2012),81-91頁.4●田中賢二:「ドイツにおける学習障害児のための物理教育の変遷-新旧教科書の比較考察-」岡山大学大学院教育学研究科・研究集録,152号(2013),65-74頁.5●田中賢二・松井正宏:「日本とドイツの前期中等教育段階における物理教育-現行教科書の比較考察-」岡山大学教師教育開発センター紀要,第3巻(2013),70-79頁. また、4件の口頭発表を行った。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
5編の紀要論文による公表と、更に、4件の口頭発表を行えたことで、おおむね順調に進展していると判断している。 1●松井正宏・田中賢二、日本とドイツの前期中等教育段階における物理教育-現行教科書の比較考察-、日本物理教育学会 年会・札幌市、2012年8月11日 2●田中啓太・田中賢二、ドイツの学習障害特別支援学校における物理教育-現行教科書の分析-、日本理科教育学会全国大会・ 鹿児島市、2012年8月12日 3●田中賢二、ドイツにおける学習障害児のための物理教育の変遷-新旧教科書の比較考察-、日本科学教育学会年会、東京理科大学(東京都新宿区)、2012年8月28日
|
今後の研究の推進方策 |
ドイツ語圏における多様な物理教育の概念・構造の現状や変遷を明らかにする研究において、平成25年度は、最終年度であることを念頭におき、残された課題、新たに生じた課題に注目していきたい。日本の中学校(や中・高等学校)現職理科教員に、レクチャーを受け・研究の助言を得たり、議論・共同発表なども経て、実際の学校の理科授業に研究成果の還元ができればと、考えている。また、学会での口頭発表の後に紀要論文などで成果を公表したい。 現在のところ、例えば、3件の研究そして口頭発表を計画している。 1●「オーストリアにおける学習困難児のための物理教育―ドイツとの比較考察―」理科教育学会九州支部大会・長崎大学・長崎市・平成25年5月18日(土)/2●(仮題)「日本とスイス―ドイツ語圏―後期中等教育段階の物理教育―基礎物理教科書の比較考察―」第63回・理科教育学会全国大会・北海道大学・札幌市・平成25年8月10日(土)-11日(日)/3●(仮題)「ドイツの職業教育学校における物理教育の変遷-新旧教科書の比較考察-」理科教育学会東北支部大会・岩手大学・盛岡市・平成25年11月10日(日)
|
次年度の研究費の使用計画 |
1.研究打合わせ旅費/2.研究成果発表旅費/3.論文投稿料・別刷り印刷料/4.日本の高等学校物理教科書など印刷物購入費/5.ドイツ語圏諸国(諸邦)、特にドイツの物理教科書、学習指導要領など印刷物購入費/6.メモリー、プリンターインクなど消耗品費
|