研究課題/領域番号 |
23501069
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
稲田 佳彦 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (80273572)
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キーワード | データロガー / 理科観察実験 / ICT / データ同時共有 / 科学的議論 |
研究概要 |
システムのプロトタイプを完成。その実施テスト結果について教育工学会で報告。 完成させた4班分の連携理科実験観察システムのプロトタイプを使用し、スマートグリッドも意識した電力供給システムの教材を開発した。今年度も小中学校教員研修や免許状更新講習等で教員にこの授業を体験してもらい、高評価を得ている。今年度は、エネルギー変換を学ぶ教材として、ペットボトル容器中の砂を振ることで生じる温度上昇をリアルタイムに測定できるシステムを構築し、小学校教員向け研修会で実践した。リアルタイム共有の効果の高い教材であることが確認された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
8台の端末で構成する計画のシステムの完成については、ちょうどOSの更新時期と重なったため、導入を遅らせて対応することとした。現在、IOポートとしてUSBを使用できるかどうか、ソフトの対応状況を確認しながら準備を進めている。児童生徒間の相互発言数測定による効果の検証については、8台のシステムが完成した後で実施する。
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今後の研究の推進方策 |
このシステムの使用が適している場面、適していない場面を明確にして、実際の授業での活用方法を確定する。従来の実験観察授業とは異なるので、実験観察の新しいルールや展開の方法、効果的な機器の活用方法を明確にする必要がある。議論を活性化するために必要な授業展開も含めて、被験者からのフィードバックも利用して確立する。 システムを利用したときと利用しないときの児童生徒間の相互発言回数をカウントすることで効果の測定をおこなう。生物単元での観察画像の共有や化学分野でもこのシステムが効果的かどうかも検証する。 独自のカスタマイズしやすくかつ安価なデータロガーとプログラムの開発を進める。
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次年度の研究費の使用計画 |
残りの4班分の構成機器として、新OSおよび機器の中から適したものを選定し、システムを完成させる。 具体的な授業例を開発するための費用、成果報告のための旅費などに利用する。
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