次世代の科学教育に欠かすことのできない、「科学的な議論や判断を通じて結論にいたる能力」を養うために、データロガーの即時性を活用して生徒間の議論を促す理科実験観察授業システムを開発した。WI-Fi、bluetooth、高輝度プロジェクタ、可搬型PC等を活用して個別の機器を連携させることで実験観察結果のグラフや画像を即時比較し、リアルタイムの生徒間のつながりを活性化し、生徒間の科学的な議論を活性化させることを目指す。本研究では、いくつかの具体的な次世代型理科実験連携授業の実施まで行い、効果を検証する。 今年度までに、新OS対応も含め、8班分のシステム構成を完成させ、教員研修や大学生対象の講義で実践を行なった。システムを利用した時の、受講者の発言頻度を変化を測定し、効果を検証した。
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