研究課題/領域番号 |
23501073
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
熊谷 哲 兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (20118011)
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キーワード | 環境教育 |
研究概要 |
環境日記については姫路市を中心とした兵庫県中播磨地域から相生市、兵庫県東播磨地域への拡大が図られ、24年度は管内の小学生9600人もの参加を得ることができた。アンケートデータについては1676件の回収が可能となった。 また森川海のつながりに関する教材については「紙芝居」を製作することで子ども達に伝えていく研究を行った。同時に里山における環境学習を実施し、効果を検討した。これらの成果は24年度の日本環境教育学会等の学会で発表し、また25年度も継続して発表する予定となっている。 うちエコキッズソフトウェアについてはHPへの掲載の為に独自キャラクターを製作し、兵庫県うちエコ診断協議会のHPhttp://www.uchi-eco.com/index.php?mode=kidsにて掲載し、ダウンロード可能な形態として配付を始めることが可能となった。ダウンロード数や評価を計測中である。また最近はPCに代わりスマートホンやタブレットが家庭でも主流となっていることから、Andorid版の「うちエコキッズ」を製作し、タッチパネルを活用した家庭での低炭素への取り組みをシュミレーションを通して行う準備を整えることが可能となった。但し、研究費の関係上iPadに代表されるApple社のハードには対応させることができなかった。このことより25年度の研究においてAndroid対応のスマートホン・タブレットに限定して評価を行って行くことが可能な体制を作ることができた。 また、低炭素家庭の実現の一方策として兵庫県中播磨地域でのバイオディーゼルフュエル(BDF)の普及促進に関する研究も行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
環境日記については順調に進み、多くの児童の参加を得てアンケート回収も終了している。 環境教育教材作成については森川海のつながりに関わる紙芝居を製作し、その効果を検討した。 家庭での二酸化炭素排出シュミレーション・ゲームを用いた環境学習ソフトである「うちエコキッズ」のHP掲載とAndroid版の製作が完了した。 これらの発表は学会発表にとどまっているが、論文としての公表を予定している。
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今後の研究の推進方策 |
「うちエコキッズ」ソフトウェアの改善によるHPへの掲載とダウンロード及びAndorid版ができあがったことにより、このソフトを活用した低炭素家庭実現のための取り組みを行い、成果を報告する。研究は最終年度のまとめに入るため、開発した教材等の効果を検証し、まとめる段階に入る。そのため研究費執行にあたってはアンケート調査・検証・データとりまとめのため研究補助者への謝金を中心として執行していく予定である。得られたデータを基にして学会への発表及び論文のとりまとめを予定している。
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次年度の研究費の使用計画 |
次年度の研究費についてはまとめの最終年度を迎える。作成したソフトウェアを使ったアンケート調査を環境活動団体等の協力を得て行う予定である。またアンケートデータのとりまとめのため、多くの作業が必要で有り学位取得者レベルの作業補助者の協力が必須となる。そのために謝金を514702円程度必要とする。とりまとめのデータを基に日本環境教育学会及び日本エネルギー環境教育学会での発表等の旅費(80000円)として必要である。また論文等の公表に向け、報告書等の印刷費(30000円)を予定している。総計624702円が必要である。 また24年度は24702円の未使用額が生じた。未使用額は小額であり、年度を繰り越して 次年度使用額としてアンケート調査等の謝金に充当するのが研究遂行上適していると判断した。
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