研究実績の概要 |
「通信手法の最適化に関する研究(項目B)」の「Webアプリケーション化の調査および試作、通信機材の選定」に関しては、東京都内や京都市内などの初等中等教育機関にて、「国語」、「科学」などの教科で1,888コマ(1コマ標準50分)。また、国内の高等教育機関にて「言語表象論」、「現代西洋経済史」等の講義での利用コマ数は555コマ(1コマ90分)、その他、初等中等教育機関での学外見学、学年集会、学内会議等、高等教育機関での入学式・オリエンテーション、学外教育機関での教育実習やゼミ合宿などを含め、合計利用時間は約4,320時間であった。このような利用機会をとおして、実験システムに対する各種利用者からの意見を聴取し、各機能に関しての吟味を継続した。一方、「聴覚障害者側からの表出に関する規約や工学的手法に関する研究(項目A)」に関しては、昨年度の研究発表から引き続き、補足的なデータ取得や分析を進め、査読論文を投稿した。その結果、最終年度に研究内容に一部を査読論文という形で残すことができた。 また、「人的なコスト削減を目標に置いた音声認識字幕作成手法に関する研究(項目C)」に関しては、対話局面での音声認識利用についての調査・実験を継続した。今後、何らかの形で公表する予定である。
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