研究課題
昨年度、先行事例を研究する調査を行い、それに基づき今年度の研究を行った。24年度は、以下の研究計画でスタートした。・既存の学習教材コンテンツ配信サーバの運用をさらに高め、教育的有効活用を推進するために、23年度の研究成果を受け、全体の配信手法を再構成する。内容を深めた学習教材コンテンツ作成方法、コンテンツの内容などをさらに充実させる。・学会等で本年度の成果発表を行う。上記に関しては、技術的な問題が出たので、これは後述する。しかし学習教材コンテンツ作成方法についてはいくつもの検討や研究会、講習会を重ねて実施した。後者に関しては、「情報処理学会」「全日本教育工学研究協議会全国大会」「教育システム情報学会」等で発表を行った。学習教材コンテンツは適時必要に応じて製作をしてきたが、当初から教材コンテンツ配信サーバのエンジンとして位置づけてきた、AppleのPodCastシステムをLeopardからMountain Lionにバージョンアップした段階でPodcast サービスのサポートを打ち切った。このことから、PodCasting Serverを今後バージョンアップさせることが不可能となったためデジタル教材コンテンツの格納Server及びその配信方法を考えなおす必要が生じた。現段階でOS X Server (Leopard) PodCasting Serverにより、デジタル教材コンテンツは問題も支障もなく配信されており、そういう意味での研究検討を行うことに問題はない。こういった内容から、23年度の研究成果を受け、教育的有効活用を推進するために、全体の配信手法を再構成するとした研究計画に若干の不安は残った。しかし教材コンテンツの内容充実の面などでは、継続的に研究を進めてきた。
3: やや遅れている
研究開始当初から教材コンテンツ配信サーバのエンジンとして位置づけてきた、AppleのPodCastシステムの将来的な継続運用に、24年度内に問題が生じた。Appleは、OS X Server (Mountain Lion) から、Podcast サービスのサポートを急に打ち切ったのである。理由は不明。このことから、現在使用しているOS X Server (Leopard) のPodCasting Serverは今後OSのバージョンアップに対応させることが不可能であることが明らかとなった。そのためデジタル教材コンテンツの格納Server及びその配信方法を考えなおすのに大変時間がかかった。現段階でOS X (Leopard)の PodCasting Serverにより、デジタル教材コンテンツは問題も支障もなくインターネット経由で配信されており、そういう意味で現在は安定している。
上記で述べてきた通り、OS X Server (Mountain Lion) から、Podcast サービスのサポートが受けられないことから、デジタル教材コンテンツの格納Server及びその配信方法を急いで変更し、最終年である25年度の中で、研究をまとめて行く。最終年は以下を予定している。・24年度の研究成果を踏まえ、情報携帯端末で再生される学習教材コンテンツの精度密度に関して研究を推進する。・学会等で本年度の成果発表を行う。本研究のまとめのシンポジウムを開催する。前者に関しては、格納及び配信Serverが変わっても、教材そのものの精度の問題なので支障なく進めて行ける。後者に関しては、25年度内で実施する、シンポジウムは秋を予定。実施場所は玉川大学にて。
該当なし
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教育システム情報学会 2011年度第5回研究会
巻: Vol.26,No.5,(2012-1) ページ: pp.17-20
第119回情報処理学会コンピュータと教育研究発表会
巻: Vol.2013-CE-119 No.21 ページ: pp.1-7
http://shimizu.canasta.jp/pg54.html