この研究の最終目的はコーパス分析ソフト「AntConc」に新たな機能を加え、大規模な注釈つきコーパスをより簡単に分析できることである。よって、コーパス利用者の多くのニーズに対応することができる。この目的を果たすため、3つの目標を設定した。目標1:「AntConc」をPython言語で書き直し、より簡単に機能を加えることができ、操作性を高める。目標2:「AntConc」の利用するデータベースを再設計し、10億語のコーパスを市販のノートパソコンで処理できるようにする。目標3:新しいタガーツールを作成し、短文レベルや文書レベルでのテキスト処理を可能にする。研究結果として各目標をほぼ確実に実現した。
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