研究課題/領域番号 |
23501116
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研究機関 | 創価大学 |
研究代表者 |
望月 雅光 創価大学, 経営学部, 准教授 (70284601)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | 電子ポートフォリオ |
研究概要 |
・これまでの運用により蓄積したポートフォリオ上の記録と成績とを対応させるため、システムの改修を行い、実際にデータを対応させる作業を完了させた。・ポートフォリオシステムの利用状況についてアンケート調査を行った。その結果、成績のよい学生ほど、きちんとデータを蓄積する傾向があり、成績不振者ほど、入力しないことがわかった。また成績優秀者でも当初はきちんと入力しているが、勉強を優先させるために、余計な手間を嫌う傾向もわかった。継続的にデータを入力させる困難さが改めて明確になった。しかしながら、目標を設定したり、振り返りをきちんとする習慣のない学生にとっては、電子ポートフォリオの活用が新鮮に感じたようだ。・海外の事例をWeb上の情報で調べた。また、昨年度までアメリカで初年次教育をおこなっていた教員が本学の教員になっため、実態についてヒアリングを行うことができている。・ルーブリックを用いた評価について調査し、その作成方法について検討を行うことができた。ポートフォリオを用いた評価を行うまでには、至っていないが、評価の根拠を学生に示すよい手法であることがわかった。・教職課程の履修者に学習ポートフォリオを記入させるために、教職履修カルテと連動したシステムを設計した。その結果を用いて、実システムを大学が開発し、運用を開始できた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
震災の影響で学事日程が1カ月程度ずれ、5月からスタートすることになった。その混乱もあり、前期セメスター中は、研究に専念する時間が充分に得られず、調査の準備をするのがやっとであった。また、全国の大学にアンケート調査を実施する予定であったが、震災の影響を考え実施を見送ったのも研究が遅れている理由である。
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今後の研究の推進方策 |
・研究の遅れを取り戻すために、システム開発の一部を委託することを検討し、実験については、学生のアルバイトを雇用し、効率的に行う。・ポートフォリオデータの分析の一部をいったん中断し、対象を絞って研究を行う。特に、教職を履修する学生は、真面目に入力しているため、そのデータを中心に研究していく。
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次年度の研究費の使用計画 |
ポートフォリオの内容の分析、及び各種ドキュメントを自動生成するために用いる知識ベースを構築に関する研究を行う。保守性や記述性の良い知識表現やそのプログラミング手法を考案することが重要になる。また、知識ベースを実際に構築する。電子ポートフォリオの記録から、学習成果の評価を行い、学習成果の証明ができないかを検討する。そこで、我々が所属する大学を例にして、卒業して身につくラーニングアウトカムに関連して、独自の判定基準を確立し、学生の質を保証できる体制を構築するための研究を行う。また、卒業生の追跡調査の結果を活用して、その中からロールモデルを選んで分析を行う。到達目標には、それぞれ初級、中級、上級等レベルを設定する
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