非母語話者日本語教師の不安の実態を明らかにし、不安と失敗に着目した指導方法を開発した。 まず、外国人日本語教師不安尺度を作成し、外国人日本語教師の不安の構造を明らかにした。因子分析の結果、「学生との関係」「自分の日本語・日本文化理解」「授業実践力」の3つの要素が得られた。次に、失敗から学ぶことの大切さを強調するフィードバックを返す実験を行った結果、教師の不安を軽減し、日本語を教える意欲を高める結果が得られた。最後に、失敗から学ぶ方略を学ばせる目的でワークショップを行った。その結果、教師は失敗を意識化し生かす視点、失敗を怖がらない視点、及び、失敗の共有の視点を得た。
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