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2012 年度 実施状況報告書

指導案を利用した教師教育支援環境の実現と評価

研究課題

研究課題/領域番号 23501146
研究機関滋賀大学

研究代表者

岩井 憲一  滋賀大学, 教育学部, 准教授 (80273390)

キーワード指導案作成支援 / 現職教員支援 / 教師教育
研究概要

(研究の目的)
平成24年度は,前年度で取り組んできた事柄を本格的に実施していくことであり,具体的にはシステムの改善やスケーラビリティを高めることにある.そこで,これまで運用・改善を行ってきたシステムのスケーラビリティとユーザビリティおよびアクセシビリティの見直しを図るべく,アーキテクチャに大幅な変更を加えた.具体的には,これまで運用してきたネイティブXMLデータベースであるXindiceにおけるスケーラビリティの将来性を鑑み,MySQLに切り替えて再構成を図った.MySQLを採用した理由としては,優れたスケーラビリティに加え,レプリケーション機能を有することにあった.これにより,システムの分散化を実現することができた.また,システムの負荷軽減を実現すべく,AJAXを利用した非同期通信を主体とした構成に変更した.
(研究実施計画)
必要に応じてサーバの適正な台数増加と取り扱う情報の内容や構造について研究を進めて行くと共に,現職教員との取り組みを本格的に進めていくことが挙げられる.実施計画については上記の目的でも記載したようにシステムの改良と現時点での評価を行った.また,対象を現職教員としたシステム作りということで,ある程度の指導案作成のスキルを持ったユーザとして想定できるので,機能の絞り込みやインタフェースの改善を行い,サーバの設置場所から離れた遠隔地で現職教員を集めて試用してもらうなどの検証を行った.その際にシステムの運用面では全くトラブルが生じず,高い安定性を確認することができた.システムを介したインタラクションについては,これを促進するコメント機能を実現させ,この試用の際に確認して戴いた.システムの使用感については概ね好評であり,その際にいただいた意見を元に,ICTの利用に詳しい現職教員に評価していただき,一定の評価を得ることができた.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

先にも述べたが,平成24年度は,前年度で取り組んできた事柄を本格的に実施していくことであり,具体的にはシステムの改善やスケーラビリティを高めることにある.この点については概ね改善が行われており,実際に現職教員の方々に試用して戴いたり,ICTの利用に詳しい現職教員に試用してもらって使用感を伺うなどして,一定の評価を得ることができたと考えている.

今後の研究の推進方策

平成25年度は,これまでに行った研究をさらに展開していく予定である.具体的には,システムを現職教員の方々に利用して戴き,本システムを利用した指導案作成を通じて現職教員の方々に授業のスキル向上を促す流れを模索していきたいと考えている.この流れを他者の指導案とのやりとりを通じてさらに高めていけるように研究を進めていきたいと考えている.また,必要に応じてシステムの構築・改善も行っていく予定である.

次年度の研究費の使用計画

該当なし

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 2012

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 指導案オーサリングシステム TeaPoT II の試作2013

    • 著者名/発表者名
      岩井 憲一
    • 学会等名
      電子情報通信学会
    • 発表場所
      愛媛大学
    • 年月日
      20130329-20130329
  • [学会発表] 指導案オーサリングシステム TeaPoT のパーソナル化とユーザ交流機能の試作2012

    • 著者名/発表者名
      北村 涼,岩井 憲一
    • 学会等名
      日本教育工学会
    • 発表場所
      東京学芸大学
    • 年月日
      20121215-20121215

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公開日: 2014-07-24  

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