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2012 年度 実施状況報告書

授業における受講生の負担感の客観的な測定についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 23501159
研究機関青森県立保健大学

研究代表者

山田 真司  青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (00200741)

研究分担者 山田 典子  札幌市立大学, 看護学部, 准教授 (10320863)
キーワード該当なし
研究概要

カリキュラム変更によりデータ収集の対象科目の科目内容が変わった.また,2011年度はある程度操作になれた7回目の授業から測定を行っていたが,授業回数も変わったため2回目の授業から測定を開始し,測定回数は7回に減少した.これらの点を除けば,ほぼ予定通りデータを収集することができた.
1.データの収集状況:対象者は1年次生対象の2012年度実施の情報処理演習科目の1クラスから参加者を募り,女性のみ27名の参加者を得た.2011年度と同様に研究開始前に対象者のベースライン調査を行った.ベースライン調査では,高校での情報処理科目の履修状況,PCの利用状況,PCの利用能力,情報処理に関する興味などを質問紙によって把握した.また,ベースライン時との変化を見るために最終回の授業でもほぼ同内容の調査を行った.
この授業は80分,休憩時間10分,80分という構成で1回あたり170分となっており,第2回から第8回目の授業において,授業開始前・休憩時・授業終了後の3時点で質問紙による調査と唾液アミラーゼ活性によるストレス測定器での測定を行った.質問項目は,その時点における肉体的疲労感,精神的疲労感,昨晩の睡眠状況などである.
また,2012年度はさらに対照実験を行った.具体的には研究参加者から参加者を募り,募集に応じた2名に対してリラックスした状況で80分,休憩10分,80分というスケジュールで軽いPC操作を行わせ,授業時での実験と同様にストレス測定値の計測と質問紙による調査を行った.
2.データの解析状況:1)唾液アミラーゼ活性によるストレス測定値はやはり個人差が大きかった.2)今回は1クラスのみであったので,測定の時間帯とストレス値の関連を調べる事はできなかった.3)疲労とストレス測定値はあまり関連はなかったが,ストレス測定値が高いかどうかの予測と実際の測定結果には関連が見られた.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

対象科目の回数や内容が変更されたため,2011年度のデータとそのまま比較することができなくなったことは問題ではあるが,データの収集はほぼ順調と言える.

今後の研究の推進方策

2012年度と同じ形でデータを収集する.すなわち,1クラスから参加者を募り,ベースライン時に質問紙による調査を行い,第2回から第8回の授業において,授業開始前・休憩時・授業終了後の3時点で質問紙による調査と唾液アミラーゼ活性によるストレス測定器での測定を行う.また,最終回ではベースライン調査とほぼ同じ内容の質問紙による調査を行う.2012年度は対照実験の参加者は2名であったが,今年度は10名まで参加者を増やし,回数も2回実施する.

次年度の研究費の使用計画

次年度は対象者を40名に増やす予定である.1割程度の誤測定を想定し,対照実験も含め,測定に必要な二プロ社製唾液アミラーゼモニターチップ数を1,000チップとした.従って,20チップ入り50袋を使用する予定である.1袋4,000円であるから,50×4,000=200,000円となる.
また,研究協力の謝礼は1回500円の図書カードとし,40名を対象とし7回実施するため,40×7×500円=140,000円となる.対照実験には10名の参加者を予定し,研究協力謝礼を図書カード2,000円分とした.従って,2,000円×10=20,000円となる.
図書費を30,000円,学会参加旅費160,000円,論文翻訳料160,000.分担研究者の旅費を100,000円とした.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 学習満足度とストレスの関連について

    • 著者名/発表者名
      山田真司
    • 学会等名
      青森県保健医療福祉研究発表会
    • 発表場所
      青森県青森市

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公開日: 2014-07-24  

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