研究課題
昨年度より行ってきた、HTML5を利用したオーサリングツールの開発を行った。Google Driveに対応させることで、作成したコンテンツの共有や再利用を容易にすると共に、Web RTC(Real-Time Communication)を利用して、遠隔地の静止画像や動画像取り込みを可能にすることで、場所を選ばずにコンテンツ開発ができるようになった。この他にも、プロトタイプでのコンテンツ作成実験を繰り返し、利用者からの様々な意見を得て、ユーザインタフェースの大規模な変更や、タッチスクリーンでの操作が中心となるスマートディバイスでの利用を前提とした、インタフェースの改良を行った。さらに、複数のコンテンツ作成者による共同作業を円滑にするよう、オーサリングツールと連係して動作するホワイトボードを中心とした、コミュニケーションツールの開発を行った。これらの成果は、日本教育工学会の全国大会等で報告を行っている。また、ベトナムハノイにあるベトナム国家大学ハノイ校(Vietnam National University, Hanoi)のハノイ工科大学(Vietnam National University Hanoi College of Technology)の協力を得て、作成したオーサリングツールの試用と実践に向けた準備を行うと共に、国外留学の経験がある現地スタッフからベトナムにおける技術教育の現状や、留学先での技術習得での問題点などのヒアリングを行った。なお、これらの成果は、今後行われる関連学会の研究会や大会等で報告する予定である。
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International Journal of Cyber Society and Education
巻: Vol.6, No. 1 ページ: 57-64