研究課題/領域番号 |
23501173
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
若山 昇 帝京大学, 法学部, 准教授 (90439589)
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研究分担者 |
渡辺 博芳 帝京大学, 理工学部, 教授 (40240519)
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キーワード | クリティカルシンキング / ICT / 教材 |
研究概要 |
1.研究の概要 日本の大学卒業生は,クリティカルシンキング(論理的思考力)が弱いといわれている。日本の大学生向けの演習教材がほとんどないた め,授業に組み込むことさえも難しい。そのため本研究は,大学生向けクリティカルシンキングの演習教材を開発すべく,以下の課題に取り組む。(1) クリティカルシンキングの演習教材の開発・普及に関する課題を明らかにする。(2) クリティカルシンキングの演習 教材とその演習方法を研究開発する。(3) より高い学習効果を得るため演習教材にICT(Web,動画,オンデマンド等)を活用する。(4) 研究成果を,印刷物,Webや学会を通して社会・国民に公開する。 2.平成25年度実績 これまでの調査データを、発表するとともに教材開発に着手した。(1)調査の分析結果を雑誌に投稿(印刷中)した。(2)クリティカルシンキングの教材を書籍で公開した。(3)「なぜなぜカルタ」など、クリティカルシンキングを高める教材開発に着手した。(4)クリティカルシンキングを学ぶためWeb教材の作成に着手した。(5)さらに、その実用化にむけて、Eラーニング専門家と協議・検討を行った。(6)なお、調査により要望の多かった教材のテーマ(授業ネタ)についてWebで一部公開。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
なぜなら、教材の活字化、ICT化が、ほぼ当初計画通り進んでいるからである。教材集は出版し、これを基にWeb化を進めている。なお、2カ月毎に1回ずつ研究会を開催しており、その都度、研究の状況、問題点、対策、方針などを検討している。研究会は、概ね金曜の18:00から、参加者にとって便利な新宿で開催している。
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今後の研究の推進方策 |
作成された教材の活字化にもとづき、必要な個所の教材のアニメ化に取り組む。試作された教材及び演習を授業で実施し評価する。作成した教材や演習題材(授業ネタ)の内容および公開方法の検討を進める。併せて利用者・作成者が参加できるWeb制作を目指す。
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次年度の研究費の使用計画 |
教材や演習教材(授業ネタ)の作成、Web試作などの外注が、次年度に持ち越されたため。 教材や演習教材(授業ネタ)の作成、Web試作などの外注に使用する。
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