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2011 年度 実施状況報告書

映像資料に基づく産業技術と労働の分析ならびに科学技術産業理解の増進

研究課題

研究課題/領域番号 23501225
研究機関神戸大学

研究代表者

堀尾 尚志  神戸大学, (連合)農学研究科(研究院), 名誉教授 (00031229)

研究分担者 廣田 義人  大阪工業大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (20346159)
森田 恒之  愛知県立芸術大学, 美術学部, その他 (10133612)
奥村 弘  神戸大学, その他の研究科, 教授 (60185551)
天野 雅敏  神戸大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (80122985)
山口 悦司  神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (00324898)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード産業技術史 / 映像資料 / 保存と公開
研究概要

発見された全107本のフィルムについて、ビネガーシンドローム検査等所定の検査を行い、映像のコマをサンプリングしたADストリップを作成し全数の内容の検証を行った。その結果デジタル化すべき30本を選定した。なお、計画調書に示したデジタル化本数70本から大幅に減少したこととなったが、これは、事前の調査結果によりクリーニングや補修が必要が判明したこと、また、計画策定時に作品収録時間を平均15分と見込んでいたが、実際には上回る作品が多く含まれたためである。 デジタル化された映像を検討する研究会を3回開催した。 NPO法人科学映像館を支える会理事長・久米川正好氏を招へいし講演をいただき、あと特に記録映画を守ること、配信許諾時の著作権者と交渉などについて意見交換した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

1. 対象の映画フィルム全部について所定の検査を実施し、内容を検討した。ついで、選別したフィルム30本をデジタル化した。2. 「技術の実態保存」という観点を導出し、技術史研究における映像資料の位置づけを明確にできた。3. 「配信権」という概念を設定し、映像公開に関わる権利関係をクリアーする道筋を見通せるようになった。

今後の研究の推進方策

上述のように「技術の実態保存」という観点から、さらに調査・保存を進める必要がある。また、制作の意図・目的と技術普及の状況、保存された映像活用の現在的意義、公開に関する法規的問題等々に関する調査・研究を進めていく。 法規的課題を処理し助成金交付の年限内にアーカイブとしての公開を目指す。

次年度の研究費の使用計画

1. 専門的知識の提供のための奨平費用を計上する。2. 産業技術史関係の映像の保管状況の調査及び意見交換のための旅費を計上する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 産業技術史映像資料の保存と活用2012

    • 著者名/発表者名
      堀尾尚志、後藤邦夫、廣田義人、森田恒之
    • 学会等名
      日本産業技術史学会
    • 発表場所
      九州大学大橋キャンパス
    • 年月日
      2012年6月24日

URL: 

公開日: 2013-07-10  

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