研究課題/領域番号 |
23501289
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
小井戸 薫雄 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (70266617)
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研究分担者 |
本間 定 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (50192323)
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キーワード | 樹状細胞ワクチン / 癌細胞 / TGF-beta / 細胞融合 / 細胞障害性T細胞 |
研究概要 |
(1)高い免疫原性を有するヒト進行膵癌細胞株の作製 氷上でエタノール処理することにより、apoptosisとnecrosisを誘導した。その結果、TGF-beta, IL-10, VEGFなどの抑制性サイトカインの酸性低下とHSP90、Calreticulin、HMGB1などのdanger signalが増加した。 (2)成熟樹状細胞の作製 ヒト単級より誘導した樹状細胞をOK-432とPSKで処理することにより、IL-12、CD80、CD86、CD83、HSP90の増加が認められた。 (3)上記で得られた【高い免疫原性を有するヒト進行膵癌細胞株】と【成熟樹状細胞】を細胞融合することにより得られた【融合細胞】は腫瘍抗原特異的な細胞障害性T細胞を高率に誘導することが可能であった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
本研究は、当初の予定以上に進行しているが、更に一部実験を発展継続する。
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今後の研究の推進方策 |
ヒト樹状細胞の細胞株を用いて、同様の検討を行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
本研究を実施している段階で、追加研究が必要となったため。 ヒト樹状細胞株を用いた同様の検討を計画している。
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